23日のノア後楽園ホール大会で、GHCヘビー級王者の中嶋勝彦(29)がモハメド・ヨネ(41)を文字通り「一蹴」して貫禄の勝利だ。

 6月4日の後楽園大会でタイトルマッチを戦う2人はこの日、タッグ戦で激突。開始早々からお互い意識しまくりで、激しい打撃戦を展開した。しかし、中嶋はヨネのラリアートを蹴りで迎撃すると、強烈な右ハイキックを側頭部に叩き込んだ。これでヨネは崩れ落ち、倒れ込んだままピクリとも動かず…。レフェリーが試合を止め、中嶋の“KO勝ち”になった。

 前回の後楽園大会(4日)では、ヨネの右ハイキックにレフェリーストップ負け。全く同じ技でリベンジを成功させた王者は「6月4日。心して来い!」と話し、鬼の形相を浮かべた。