ノア3日の後楽園ホール大会で丸藤正道(37)とマイバッハ谷口(40)組はロビー・E(33)、KAZMA SAKAMOTO(34)組に快勝し、グローバル・タッグリーグ制覇に弾みをつけた。

 勝ち点10で他チームより一足先にリーグ戦を終え、4日に後楽園ホールで行われる優勝決定戦進出を決定的にしていた丸藤組はこの日も絶好調だった。どこで覚えたのか下品な日本語を口にしながら挑発してくるロビーを谷口は得意のパワーで一蹴。その後も重なって倒れているロビーとSAKAMOTOの上に味方の丸藤を叩きつけるなど谷口は暴れ回り、最後はチョークスラムから必殺のマイバッハボム・ツヴァイでロビーをマットに沈めた。

 その後行われたリーグ戦の結果を受け、丸藤組の優勝決定戦が決定。好調ぶりを見せつけた丸藤は「明日にはすべてが決まるからね」と自信たっぷり。さらに不気味な笑みを浮かべたまま沈黙を守る谷口を横にして「このまま突っ走るしかないな。このタッグリーグ、一番おもしれえのはオレたちだろう? 負けたら終わり、だ!」と力強く優勝を誓った。

 残りの1枠は最後の最後までもつれ、メーンで潮崎豪(35)、小峠篤司(31)組VS杉浦貴(46)、拳王(32)組が激突。最後は小峠が拳王のダイビングフットスタンプを迎撃してからすばやく首固めで丸め込んで勝利し勝ち点10で優勝決定戦に駒を進めた。

 またセミの公式リーグ戦ではGHC王者の中嶋勝彦(29)がモハメドヨネ(41)にフォールを奪われる大波乱。ヨネの「強いチャンピオンの中嶋! お前たちの時代にするって言うなら、ベルトをかけて俺たちと戦え!」という言葉に中嶋は「オレのすべてをお前にぶつけてやる!」と応じた。