プロレスリング・ノアは29日正午、東京・有明の事務所で会見し、28日に急死した元プロレスラー・永源遙(えいげん・はるか、本名同じ)さん(享年70)の追悼セレモニーを12月2日の後楽園ホール大会で行うと発表した。また、同大会と翌3日のディファ有明大会では献花台が設けられる。

 ノアの内田雅之会長(54)は会見冒頭で「昨日ですが、弊社の顧問的な存在でした永源遙さんがサウナでお倒れになって、そのままお亡くなりになられたという非常に残念なご報告でございます」と話した。都内のサウナで倒れ、救急車で病院に緊急搬送されたという。現在、遺体は検視のため成城警察署にあり、29日の午後にも詳しい時間や死因が判明する見込みだ。

 永源さんは28日もいつも通りノア事務所を訪れ、午後2時前に帰宅の途に就いた。特に変わった様子はなかったという。「私も昨日の午前中、長話をしてあの方のプロレス人生をお聞きしたりした。朗らかで隔たりなく接していただけるので話しやすかった。その後にこのような訃報が入ったのは青天のへきれきで、頭の中が真っ白でございます」(内田氏)

 またお別れの会や追悼興行の開催については「未定でございます。今、我々は永源さんの死というものを受け止めることができませんので、それには時間が必要かと思います」と話すにとどまった。通夜、葬儀の日程は30日にも発表される見込みだ。