4日のノア「グローバルリーグ戦2016」(後楽園ホール)で潮崎豪(34)は杉浦貴(46)に敗北。泥沼のシングルマッチ3連敗となった。

 久々の白星を挙げるべく奮闘。何とか食い下がったが、残り時間3分を切ったところでパイプ椅子攻撃から五輪予選スラムへとつなげられ、無念の黒星となった。

 10月23日の横浜大会では新日プロ・柴田勝頼(36)との一騎打ちで敗れた。リーグ戦に向け「ホームで負けて自分は今、まさに底にいる。このリーグ戦をきっかけに再浮上したい」と誓ったが、3日の初戦で丸藤正道(37)にフォール負け。さらにこの日の敗戦でシングルマッチ3連敗と、思惑は完全に外れた。「底」どころか「どん底」と言っていいだろう。

 しかし潮崎はこのまま潰れるつもりはない。「底にいる間にもう一度、自分を見つめ直すことができている。黒星が続いているが、これを再び爆発する前の“タメ”にしないといけない。目指すところは優勝」と厳しい表情で話した。

 ノアがITシステム開発会社「エストビー」に事業譲渡されて新体制となる中、潮崎は「今まで以上に頑張って、良くしていかないといけない」。トンネルを抜け、誓い通り新生ノアに光をもたらすことができるか。