ノアは11日、23日の横浜文化体育館大会で、潮崎豪(34)が新日本プロレスのNEVER無差別級王者・柴田勝頼(36)と初のシングル戦を行うと発表した。

 今回はノンタイトル戦となったが潮崎は「ベルトよりも柴田勝頼個人に興味があったから、俺としては願ったりかなったり。ベルトという話だったら、俺が狙うのはGHCヘビーしかないから」と強調した。

 対新日本に向け、リベンジの炎が燃えたぎっている。柴田に対戦を要求した10日の新日本両国大会では、オカダとのIWGP戦に臨んだ丸藤正道(37)のセコンドについた。「目の前でエメラルドフロウジョンを見せられたし、ああいう結果を残された。悔しい思いをさせられたので、団体としても新日本を超えないといけない」

 断るまでもなくエメラルド弾は、最後のパートナーを務めた故三沢光晴さんの代名詞。オカダに敗れた丸藤と同様に、潮崎は唇をかみしめるしかなかった。その無念は柴田戦で晴らすしかない――潮﨑の決意は固い。

 この日の千葉大会では6人タッグ戦で丸藤と対戦。激しいチョップ合戦でお互いにゲキを飛ばし合った。

 23日の横浜大会のメーンでは、GHCヘビー級王者・杉浦貴に中嶋勝彦が挑戦するが「もう一度あの輪に入っていかなきゃ。そのためにも、絶対に勝たないといけない戦いになる」と断言した潮崎。NEVER王者との一騎打ちを機に再飛躍を狙う。