ノアの北宮光洋(27)が11日、東京・有明のノア事務所で会見し、同日付でリングネームを「マサ北宮」に変更すると発表した。

 伝説のプロレスラー・マサ斎藤さん(73)にちなんだもので「グローバルタッグリーグ戦2016」(21日、東京・後楽園ホールで開幕)から、新リングネームで登場することになった。

 北宮は「プロレスキャリアがスタートした健介オフィスで、スーパーバイザーを務めていたのがマサ斎藤さん。レスリングのいろはを教わった。プロレスに対する姿勢、スピリッツを継承したいと思い改名に至りました」と説明した。

 2000年にパーキンソン病を発症し闘病生活を送っている斎藤さんに、年明けに改名の件を伝えると快諾。「俺も今パーキソン病と闘っているから、一緒に闘おう。プロレスを諦めるんじゃねえぞ」とエールを送られた。

「レスリングスタイルはマサ斎藤ではなく、マサ北宮で作り上げていくもの。マサ斎藤さんの当たって砕けろの精神でこれからもプロレス道をまい進したい」と誓った北宮が、気持ちを新たにリーグ戦制覇を狙う。