煙幕か? ノアの〝元野獣〟こと藤田和之(51)が、シングルのリーグ戦「N―1 VICTORY 2022」(8月11日、横浜で開幕)に向け謎の言動を放った。

 2月のノア入団で「これからは人間・藤田和之として生きていきたい」と宣言して以降は、生まれ変わった姿を貫いている。そこへかみついてきたのが新GHCヘビー級王者の拳王だ。

 Aブロック最終公式戦(8月28日、神奈川・カルッツかわさき)で激突する反骨の男から「一番の標的は藤田和之だ。アイツはオッサンの象徴だからな」と挑発された。

 その言葉を伝え聞いた藤田は反論どころか、ほほ笑むばかり。話題を変えてリーグ戦への意気込みを聞くと「長男がノアにハマって、赤とか緑の布を買ってきて自作の応援グッズを作ってるんですよ」と意味不明のエピソードを語り出す。

 最近の練習について質問しても「土用の期間(20日~8月6日)は土いじりをしたらいけないんですよ。だから今年は8月6日まで草刈りができない。ああ、早く草刈りがしたいなあ…」

 野獣は終わってしまったのか、それとも嵐の前の静けさなのか。21日後楽園大会ではN―1出場者が勢ぞろいした6人タッグ戦で相変わらずのパワーを発揮したが、果たして――。