混とんの極みだ。ノア・21日の後楽園大会でドラゴンゲートのオープン・ザ・トライアングルゲート王座戦が行われ、王者の「ぺロス・デル・マール・デ・ハポン(PMJ)」(NOSAWA論外、Eita、鈴木鼓太郎)がYAMATO、ドラゴン・キッド、Kagetora組を下しV2に成功した。

 試合はドラゴンゲートと同じノータッチルールで行われ、6選手が入り乱れる大混戦となった。流出したベルトを奪還するべく、鼻息荒くドラゴンゲートからノアに乗り込んだ「ハイエンド」の3人の動きに翻ろうされる場面もあった王者組だが、巧みなインサイドワークで徐々にペースをつかむことに成功。最後はEitaがKagetoraにImperial Unoをズバリ叩き込んで3カウントを奪った。

 だが真なる混乱はここからがスタートだ。まずは試合後、論外がYAMATOに一騎打ちを要求し受諾される。するとそこに「M3K」の望月マサアキ、望月ジュニア、望月ススムが登場。礼儀正しくマイクを持つとマサアキのあいさつに続きその息子・ジュニアが「ノアファンの皆さま、初めまして。先日デビューさせていただいた望月ジュニアです。父がお世話になっています」と深々頭を下げる。さらにマサアキから30日に行われるドラゴンゲートの兵庫・神戸ワールド記念ホール大会での挑戦表明があり、王者組もこれを受諾してV3戦開催が決定的となった。

 すると今度はEitaが小川良成から強奪しているベルトを誇示して「俺がGHCジュニアタッグチャンピオンだ。誰でもかかってこい!」と絶叫した。するとそこへベルトの真なる保持者・小川に背後から乱入される。しかし数的有利のPMJは小川を返り討ちとし、救出に入った進祐哉とともにKO。Eitaは「挑戦して来いよ。俺たちがチャンピオンだ」と小川を挑発した。

 その後もPMJと小川はコメントスペースでも大乱闘を繰り広げ収拾つかず。遺恨渦巻くノアジュニアのカオスが収まることはないのかもしれない。