ノアの10日・後楽園大会で、GHCタッグ王座挑戦を控える丸藤正道(42)が王者の清宮海斗から3カウントを奪い、タイトル奪取へ弾みをつけた。

 13日の神奈川・横浜武道館大会で、丸藤は武藤敬司と組みGHCタッグ王者の清宮海斗、マサ北宮組に挑戦する。これを控え、この日両軍は6人タッグ戦で激突した。試合はともに譲らず白熱の攻防となったが、最後は丸藤が技ありの動きを見せる。清宮のジャーマンをバック宙で抜けると不知火の体勢へ。しかし宙を舞った瞬間に腕のクラッチを離して清宮のバックを取ると、そのまま猛虎原爆固めの形で捕獲してから尻もちをつき、オースイスープレックスで押さえ込んで3カウントを奪った。

 まんまと勝利を奪った丸藤は「武藤さんと俺とで歴史を作りたいと思います」と勢いに乗り王座奪取を宣言。武藤も「さすが天才だ。俺と丸藤が組めば天才と天才だな。普通タッグは1+1を4とか8にしないと勝てないもんだけど、俺たちなら1+1が2でも勝てるな。余裕だよ」と勝利を確信した様子だった。天才タッグがこのまま、方舟タッグ戦線の先頭に立つか?