30日のノア後楽園ホール大会に藤原喜明組長(72)が電撃登場した。
 
 発端は杉浦軍のNOSAWA論外(41)の悩み相談からだった。ジュニア戦線に本格参戦し、軍団員としての活動がままならない状況となっていた論外は、これにより軍団の控室が大混乱に陥っていることをかねて懸念していた。
 
 そして13日配信大会で軍団のほころびが露呈したことで、悩み相談所に駆け込んだ論外は「相談役が自ら参戦してくれると快諾を得ました」と報告していた。

 メインの8人タッグ戦で杉浦軍の「X」として現れた組長は、敵軍の田中将斗(48)に強烈な張り手やヘッドバッド。さらに桜庭和志(51)との連係で、丸藤正道(41)を追い詰めるなど絶大な存在感を放ち、チームを勝利に導いた。

 タッグ戦ながら常に自分が打って出ようという旺盛な姿に杉浦が「元気ですね。本物は違うよ」と言えば、桜庭も「あの年で『俺が出る』という気持ちがすごい。見習わないと」と脱帽するしかなかった。