DDTのスーパー・ササダンゴ・マシンが15日、ノアの後楽園ホール大会に乱入を試みたが、門前払いとなった。
ササダンゴは9日のDDT・後楽園大会で突然、DDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスの4団体合同興行「サイバーファイトフェスティバル2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)での杉浦軍との対抗戦をぶち上げ。この日はそのボス・杉浦貴との交渉を求めて電撃訪問した。
しかし、そこに〝ノアの門番〟が立ちふさがる。受付の広報担当者だ。手土産の新潟ご当地ラーメンセットを手渡しながら「杉浦軍の方と交渉させていただきたくて、来させていただいたんですけど…」と入場を申し込むも「事前にお話ししていただいてますか?」「チケットお持ちじゃないですよね?」と断られてしまう。新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、関係者といえども事前申請がなければ入場はできないのだ。
当然の反応だが、ササダンゴは「敵情視察というか交渉というか、杉浦選手と会わせていただければ」と食い下がる。さらにあろうことか「東京スポーツの名前でもダメですか」と本紙の名をかたろうとする始末。その上「東京スポーツさんもけっこう悪いと思うんですよ。カシンさんの『すぐ対戦決定だ』みたいなのを(ツイッターで)書いてくれてたんですけど、全部フェイクでして」と言いだした。
確かにササダンゴの対戦表明に杉浦軍の一員でもある〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンが本紙プロレス格闘技担当のツイッターアカウントを通じ「よし、分かった、決定だ。われわれ杉浦軍はヌキもヌかれもしない。ヤッてやろうじゃないか!」「そんなにヤリたいなら15日の後楽園ホール、オレの目の前で対戦表明してみろ!」と反応して投稿した。しかし、それはそれだ。
結局、ササダンゴは中に入れず「夢のカードが決まると思いきや、このような、恥ずかしいというか。引き続き、十分に感染症対策を取りつつ交渉してまいりますので、よろしくお願いいたします」とガックリ。果たして対戦は実現するのだろうか…。