ノアは14日の福岡国際センター大会で行われるGHCジュニアヘビー級選手権、王者・吉岡世起(33)対小峠篤司(35)戦の調印式を8日に行った。

 2月12日の日本武道館大会で原田大輔(34)から王座を奪って新王者となった吉岡は「前哨戦は1勝2敗で負け越している。小峠選手はリーチも長くて強い選手。でも、勝利へのシミュレーションはできた。日本武道館でベルトを取ってノアの一員であることを実感できた。福岡では今までとは違うチャンオン像を築き上げたい」とV1に絶対の自信をのぞかせた。

 一方、過去2回の戴冠を経験している挑戦者の小峠は、王者の言葉を真剣に聞きつつ「(王者の)スピードと切れ味は抜き出ている。そのへんは警戒したい。自分が王者を上回れるものは経験とガッツ。今はノアがリング内外で動いている。過去じゃなくて今のファンの小峠篤司という強いレスラーがいるということを見せつけたい」と約3年半ぶりの戴冠を誓った。

 この言葉を受けた王者は「粒ぞろいのノアジュニアの中でいつでもどの大会でも一番いい試合をしたい」と王者は防衛を宣言。目まぐるしく動き続けるジュニア戦線の新たな主役となることを誓っていた。