ノアに正式入団したGHCヘビー級王者の〝プロレスリングマスター〟こと武藤敬司(58)が、初防衛戦で清宮海斗(24)を迎え撃つことが発表された。

 武藤は12日の日本武道館大会で潮崎豪を破り史上最年長でGHC王座を奪取。IWGPヘビー級、3冠ヘビー級に続く3大王座の制覇という史上3人目の快挙を達成した。これを受けて15日に都内で会見が行われ、その冒頭で入団を発表した武藤は「もしかしたらこのリングで朽ちていくのか分からないですけど、契約したからには、この団体に『俺の骨の髄までしゃぶってもらいたい』と思っております」と、02年の全日本プロレス入団会見をセルフオマージュしつつコメントした。

 12日の潮崎戦後、リングに登場した清宮から挑戦を表明されたが、これを受けて3月14日の福岡国際センター大会でV1戦を行い迎え撃つことも決定。武藤は「まだ3日しかたってないからね。自己診断では全治1か月なんだけどね。昨日は年に1回か2回がいいって言ってたけど、今日、ノアと契約しちゃったからよお…。取ったからにはしばらく巻いていたい。前に勝ってるから、ここは一発、安パイとしてやってもいいかと思います」と余裕を見せた。

 対する清宮は「挑戦表明させていただきました。清宮海斗です。俺はノアの日本武道館大会が決まった時、本当にうれしかったです。今までどんな時もノアを応援してくれたみんなの思いがあったからです。だから俺は武藤さんがベルトを取った時、ここで見ていたらダメだと思いました。福岡でタイトル戦できるのはうれしく思います。ノアの未来を明るく照らしたいと思います」と話した。

 34歳差のタイトルマッチの行方は…。