運命の一戦は果たしてどう転ぶのか。6日のノア国立代々木競技場・第2体育館大会で行われるGHCヘビー級選手権の調印式が4日、都内で行われ、王者・潮﨑豪(38)と挑戦者の杉浦貴(50)が出席した。

 2009年の同じ日に潮﨑を破り同王座を戴冠した杉浦は「あの時と同じく俺がベルトを巻いてノアの顔になる。これも運命だと思う」と数奇な巡り合わせに感慨深げな様子。ノア20周年イヤーだが「俺の20周年でもある。苦しい思いもしてきたが運命の潮﨑と戦えるので、勝って最高の年にしたい」と腕をぶした。

 一方の王者は厳しい戦いの連続で満身創痍だがコンディションに関しては「絶好調です!」ときっぱり。

 運命的な戦いについて「自分が初めて王座を取られたのが杉浦。あの時と同じ思い、重さ、すべてを受け止める」と静かに闘志を燃やした上で、コロナ禍で激動だった2020年に関して「これまでのGHC戦、対杉浦戦。すべてを超える戦いをして最高の形で締めくくります」と必勝を誓った。