8日のノア後楽園ホール大会でGHCジュニアヘビー級選手権が行われ、挑戦者・原田大輔(34)が王者・鈴木鼓太郎(42)を破り、新王者となった。

 9月の後楽園大会で3年9か月ぶりに小峠篤司とのコンビ「桃の青春」を復活。「新たなジュニアをつくる」という目標を掲げ、10月の大阪大会でGHCジュニアタッグ王座を奪取した原田は、開始早々から激しいエルボー合戦を展開した。

 場外に逃れた王者にトぺ・スイシーダでたたみかけるも、これ撃墜されて反撃に遭う。それでも雪崩式デスバレーボム、垂直落下式ブレーンバスターで王者を追い込む。

 15分過ぎにはお互いが目まぐるしくポジションを入れ替える丸め込み合戦から鼓太郎がエンドレスワルツを決めるが、これを切り返した原田が3カウントを奪った。

 試合後、新王者に対して「金剛」のタダスケが次期挑戦を表明。金剛勢も乱入し、この混乱の乗じて、タダスケがベルトを持ち去った。

 憤慨した原田は「あいつは俺に勝てないことを自覚した。だから持って帰ったんですよ。あんなやつ、すぐに倒しますよ」と怒りの鉄槌を下す構えを見せた。