ノア28日の東京・後楽園ホール大会で、前GHCヘビー級王者の清宮海斗(24)が動いた。

 6人タッグ戦でGHCナショナル王者の拳王(35)と対戦すると積極的に攻め込む。終盤、味方のサポートも受けて1対1の状況になると変型エメラルドフロウジョンから猛虎原爆固めのフルコースで直接3カウントを奪った。すると清宮は拳王のパートナーで金剛所属の稲村愛輝(27)に握手を要求。稲村はこれに応じ拳王に頭を下げてリングを降りた。

 そして清宮は拳王を見下ろしながら「お前が持っているベルトに興味があるんだ。挑戦させろ!」と要求。拳王も受諾したためタイトル戦が決定的となった。

 その後、一緒にコメントブースに現れた稲村が金剛離脱と清宮との共闘を宣言すると、清宮は「いいんじゃない? 自分が思うままにやってよ。俺は俺で先を走るから。仲良くやるとかそういうのは全然ないし、お互いにトップを目指してやっていこう!」と笑みを浮かべた。

 若いコンビは、ノアに新たな風を吹かせることができるか。