ノア23日の東京・後楽園ホール大会は異例の昼夜興行で行われ、シングルリーグ戦「N―1 VICTORY」Aブロックでは、これまで1敗1分けと勝ち星のなかった清宮海斗(24)が2連勝。勝ち点を5とし、崖っ縁からの大復活で優勝宣言が飛び出した。

 昼興行ではメインで「金剛」征矢学(35)のパワーに苦しめられたものの、タイガースープレックスホールドで葬り去り〝初日〟を出す。夜は一転して〝IQレスラー〟桜庭和志(51)のグラウンド殺法に苦戦を強いられたが「普段受けることのない技を出そうと思った」と、狙っていたという足4の字固めでタップを奪った。

 難敵2人を撃破しての連勝に「言葉が出ないぐらいの暗闇だったが、抜け出した。桜庭さんとの試合もすごい緊張感だったから、このまま行きますよ。優勝します。残る相手は潮﨑さん? 負けるわけにはいかないですよ」と充実した表情のまま控室へ消えた。