ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY」22日後楽園大会のAブロック公式戦で清宮海斗(24)がマサ北宮(31)に痛恨の敗戦を喫した。

 初戦(18日、名古屋)で望月成晃(50=ドラゴンゲート)と引き分けに終わっている清宮は、ジャンピングニー、ジャーマンスープレックスで北宮を攻め立てるが得意のタイガースープレックスまでは決めきれない。自身も北宮のサイトースープレックスを何とか阻止していたが、ブレーンバスターからスピアーを決められると一気に劣勢に。そこからサイト―スープレックスを3連発で浴びてしまい、3カウントを奪われた。

 試合後はコメントスペースに姿を現さず無言で会場をあとにした。GHCヘビー級王座を保持していた昨年は不出場。前身「グローバル・リーグ戦」時代の2018年大会以来2年ぶり2度目の頂点、そして今年1月4日後楽園大会でベルトを奪われた現王者・潮﨑豪(38)からのベルト奪還を目指す清宮だが、開幕2戦を終えて1敗1分けとまさかの低空飛行が続いている。5試合しかない公式戦での「失点3」で、早くも崖っぷちに追い込まれた。