GHCジュニアタッグ戦は王者の小川良成(53)、HAYATA(33)組が大原はじめ(36)、小峠篤司(34)組を撃破して2度目の防衛に成功した。

 中盤まで王者の王者組が試合を支配。小川がグラウンドから場外まで徹底した左ヒザへの集中砲火で小峠の機動力を奪う。10分過ぎからは地元・川崎の英雄、大原が奮起。小川をエプロンに押さえ込むや、HAYATAをスピーディーな蹴りで圧倒。必殺のムイビエンで勝利まであと一歩と迫った。

 しかし20分過ぎには死んだふりを決めていた小川が敵軍の誤爆を誘うと、王者組がペースを奪回。小峠は顔面へのヒザ蹴りからフライングボディープレスを決めるも、月面水爆で左ヒザをしたたかに打ちつけてしまい、小川がそのまま逆片エビ固めに捕獲する。

 最後は岩石落としからHAYATAの月面水爆援護を受けると、小川が完璧な足4の字固め。ロープエスケープされると、今度は裏側から逆片エビ固めで左ヒザを決める鬼のような関節技でギブアップを奪い、王座を防衛した。