【ノア】武藤〝33歳差〟清宮戦でヘトヘトも…ヒザの手術以来初となるシングル戦に勝利

2020年08月11日 00時00分

清宮(左)を4の字固めで葬った武藤

 ノア10日の横浜文化体育館で行われた20周年記念大会で〝プロレスリングマスター〟武藤敬司(57)が、若きエース・清宮海斗(24)を下して貫録を示した。

 試合はグラウンドの攻防から静かに立ち上がるも、自身36年のプロレス人生を見せつけるように優位に試合を進めていく。

 だが武藤とのシングル戦を熱望し、対策を講じていた清宮に「ドラゴンスクリュー返し」を決められると、2発目、3発目も封じられてしまう。

 すると清宮を場外に落としてフェンスを越えさせ、鉄柵越しのドラゴンスクリューで右ヒザを破壊。リングに戻ると雪崩式ドラゴンスクリューからの4の字固めの必勝パターンで徹底的に追い込んでいく。

 清宮のジャーマンスープレックス2連発からのタイガースープレックスでピンチに陥る場面もあったが、最後はシャイニングウィザード、ドラゴンスクリュー連発からの4の字固めでタップを奪った。

 2018年3月にヒザの人工関節置換手術を受けて以来、初となるシングル戦に見事勝利した武藤は「敵は清宮だけじゃなかったな。暑くてたまらなかった」と疲労困ぱいの様子で振り返るも、「プロレス界で言ったらジジイだけど、年配の方に活力や夢、希望を与えたいと思った」と目を輝かせた。

〝横綱相撲〟で清宮を破り、丸藤正道(40)らと組むユニット「エムズ アライアンス」にも新メンバー加入を示唆した元祖・天才の辞書に「衰え」という言葉はなさそうだ。