ノア4日の東京・後楽園ホール大会で、5日にGHCヘビー級王座をかけて激突する王者の潮崎豪(38)と挑戦者の丸藤正道(40)が、最後の前哨戦で激突した。

 6人タッグマッチで清宮海斗(24)と鈴木鼓太郎(42)を引き連れた潮崎に対し、丸藤は杉浦貴(50)、小川良成(53)のノア旗揚げメンバーで臨んだ。

 両者が対峙すると自然と拍手が沸き起こる。丸藤は逆水平チョップを2発打ち込むも、微動だにしない王者の強烈なお返しを食らい一発でダウンしてしまう。中盤では互いの左手をつないでのチョップ合戦から、潮崎のゴーフラッシャーで再びピンチに陥った丸藤だが、最後は一瞬の隙を突いてパーフェクトキーロックを決め、直接王者からタップを奪った。

 丸藤は「ウィー・アー・リアル・ノアだ。明日、がっちりやり合おう」と呼びかけるや「俺にはまだまだ引き出しがあるけど大丈夫か? 心配だな。ひとまず明日勝って(団体の)21年目の始まりだよ」と余裕のコメント。一方、敗れた王者は無言で会場を後にした。