【ノア】GHC挑戦の丸藤 ベルト奪取なら武藤と「W天才」王座戦

2020年07月31日 11時30分

丸藤は得意のヒザで清宮(左)のアゴを打ち抜いた

 ノア8月5日の東京・後楽園ホール大会でGHCヘビー級王者の潮﨑豪(38)に挑戦する丸藤正道(40)が、4年半ぶりの同王座返り咲きに意気込んでいる。糧となるのは同じユニットに所属する“プロレスリングマスター”こと武藤敬司(57)から受ける刺激で、「天才」同士による夢の王座戦を見据えた。


 丸藤が動いたのは18日の後楽園大会だ。側頭部をヒザで打ち抜く新技「真・虎王」で王者の潮﨑をKOして挑戦を表明。2016年1月に手放したままのGHC王座挑戦を決めた。「遠ざかったのは、単に実力が追いついてなかったのが原因だよ。コンディションも悪かったし。それがここにきて試合が減って、体を休ませてメンテナンスできたのは事実。右ヒザ(関節内の遊離体の摘出)手術も2月の頭だったし」

 新型コロナウイルス禍による自粛期間に勤続疲労を取り除けたことが好調につながったと力説する。新パートナーの存在も自信を後押しする。「M」をイニシャルに持つ選手が集うユニット「エムズアライアンス」をともに立ち上げた武藤だ。

 同じ「天才」と呼ばれる大先輩とのコンビを「だんだんと自分よりキャリアが上の人とやることが減ってきた中で、この期間は大切だと思う。なんだかんだで学ぶ部分はある」と収穫を口にする。特に驚かされたのが、57歳にして衰えぬ気力だ。「武藤さんの原動力って『まだまだ俺が目立ってやる』っていう気持ちの強さですよ。組んでて『譲らねえなあ』って思うもん。それに消されないように対抗してるだけで成長できる。特殊な存在です」

 その気力を象徴するのがベルトへの執着心だ。IWGPヘビー級、3冠ヘビー級に続き未戴冠のGHCヘビー級王座に興味を持つ武藤に「57歳でベルトに色気を見せるのもすごいよ。選ばれし人間だけが発言を許されることだと思うし。俺が57までやってるか分かんないしなあ」と尊敬のまなざしを向けつつ「俺が取ったら、武藤敬司と防衛戦をやりたいよね」と目を輝かせた。

 30日の川崎大会では、メインの6人タッグ戦に出場。清宮海斗(24)に強烈なヒザ蹴りを叩き込み、万全ぶりをアピールした。「コンディションもいいし、武藤さんからの刺激もあるし、新しい技もある。鬼に金棒かって? そうだな、いや俺は今、金棒以上の武器を手にした鬼だ!って…誰が鬼だよ!?」とノリツッコミまで絶好調な方舟の天才に期待大だ。