東京都の小池百合子知事(67)の外出自粛要請を受けてノア史上初の無観客で開催された4大GHC戦(29日、後楽園)で、“夫婦タッグ”の絆が、大逆転を呼び込んだ。GHCジュニアタッグ選手権は、挑戦者のHAYATA(32)、YO―HEY(32)組が鼓太郎、小峠篤司(34)組を破り第39代王者に輝いた。

 左脇腹を負傷しているHAYATAが集中砲火を浴びる苦しい展開だったが、小峠に担ぎ上げられてダブルインパクトを狙われたところを、YO―HEYが鼓太郎にジャンピングハイキックをヒットさせて阻止。すかさずHAYATAが小峠にリバースフランケンシュタイナーを決めて形勢をひっくり返し、ヘデック(変型ウラカン・ラナ)で激闘を制した。2年2か月ぶりの同王座返り咲きを果たしたYO―HEYは「俺ら2人に、すごい濃い歴史の1ページが刻まれた」と勝ち誇った。