“野獣”藤田和之(49)が、ノアへのさらなる侵攻を決めた。9月から杉浦貴(49)率いる「杉浦軍」の一員として参戦し、方舟マットを「泥船」呼ばわりして好き放題暴れ回ってきた。大阪大会(9日)ではGHCタッグ王座を持つ潮﨑豪(37)、中嶋勝彦(31)と乱闘を繰り広げ、新たな遺恨も生まれた。

 早期撤退どころか、ますます足を踏み入れることになったが「最初は、いくら泥船って言っても反応もなかったけどさ。最近、泥団子を投げ返すやつが出てきたな」と、してやったりの表情を浮かべる。さらに「潮﨑っていうやつは面白いね。他のやつと違う感性があるよ。あと、チリチリ頭の変なやつ。名前、何て言うの? 中嶋!? ああ、北斗晶の弟子か。そうか、“火事場泥棒”の背中を見てきたから、あんなふうに仕上がったのか」と次なる獲物を定めた。

 また、期待されるノアでのタイトル戦線参入については「先生次第。先生の気持ち一つだけど、2人でどっかの(ベルトを)取りにいってもいいんじゃないか」と即答。相性がよほど良かったのか、杉浦を「先生」と呼んだ上で色気を見せた。

 一方、保持するリアルジャパンプロレスのレジェンド王座には船木誠勝(50)が次期挑戦者に名乗りを上げているが、正式決定には至っていない。藤田は「指名された相手と、誰とでもやります」というスタンスを強調した。最後は「そんなことより最近、うちの子たちが『泥船』だの『さっさと沈め』だの言ってゲラゲラ笑って困っているんですよ。そんな汚い言葉、どこで覚えたのかなあ…」と頭を抱えながら外房方面に向かった。