ノアで新設されたGHCナショナル王座の初代王者となった杉浦貴(49)が、ベルト戦線の活性化を目指して門戸開放を宣言した。

 2日の東京・両国国技館大会でマイケル・エルガン(32)との初代王者決定戦を激闘の末に制したばかり。5日には真っ赤な新ベルトを手に会見し「日本のプロレスをすごい好きで理解している選手だと思いました」と振り返った。

 初代王者はどんな防衛ロードを歩もうとしているのか。その意向がベルトの“色”を決定づけるだけに注目されるが「ノア以外の選手でも、ノアのリングに上がってもらえるなら戦いたい。無差別級っていうのもある。GHCヘビーとは違った意味合いのカードで防衛戦をやっていければ、と思います」。バラエティーに富んだ戦いを繰り広げていくという。

 GHCヘビー級王者の清宮海斗(23)も反応。両国大会で拳王(34)を下しV6を果たしたが「自分のベルトが一番だと思っているので、そこでも戦っていきたいです」とライバル心をむき出しにした。49歳の新王者はノアに新たなうねりを起こすつもりだ。