ノア6日の茨城・つくばカピオ大会で行われた「N—1 VICTORY」Bブロック公式戦は拳王(34)がイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(27)を破り、勝ち点4(2勝1敗)の首位タイに浮上した。

 両者ともに負ければ後がない状況で意地を見せあったが、拳王の執念がわずかに上回った。トぺスイシーダ、雪崩式脳天砕きに苦しみながらもダイビングフットスタンプ、蹴暴で反撃。最後は再びダイビングフットスタンプを決めて3カウントを奪った。

「N—1 VICTORY、今日勝っても自力優勝はないが。希望は全く捨ててない。最後まで諦めないで運も味方につける」と豪語。

 次戦は中嶋勝彦(31)と激突する(9日、東京・後楽園ホール)。同日の望月成晃(49)VS谷口周平(42)の結果次第ではBブロック突破の可能性も残る。「首の皮一枚つながった。会社は俺のことを信じていない。親会社も俺のことを信じてない。でもな、プロレスリング・ノアを良くしようと思っているやつは俺のことを信じているんだ。優勝決定戦まで進むからな。そして優勝するのは俺だ」と改めて宣言した。