【ノア】頂点への覚悟 丸藤があえて目指す「2位」

2019年04月02日 16時30分

団体の将来像を語った丸藤

 ノアの天才・丸藤正道(39)が1日、生まれ変わった団体の指針を明かした。2月からリデットエンターテインメント社が親会社となり、新オーナーである同社の鈴木裕之社長(48)から「プレーイングマネジャー」の重責を任された丸藤は「まず絶対的な2位の座を目指す」と意外な目標を掲げる。あえて「首位」という言葉を避けた裏には、堂々たる自信と不退転の決意があった

 新生ノア最初のビッグマッチ(3月10日の横浜大会)では団体ロゴやマットが一新された。記念すべき大会で丸藤はGHCヘビー級王者の清宮海斗(22)に惜敗。6日に大阪で開幕する「グローバルタッグリーグ戦」も参加を見送った。天才は燃え尽きたのか。現状は真逆だった。

 丸藤 悔しいと同時に清宮の成長はうれしかった。リーグ戦に参加しないのは「シングルがダメならタッグで」という逃げ道にしたくなかったから。俺は俺のやり方で次のシリーズ、新たな戦いを見せる。リーグ戦に出る人間がどう俺と戦うのか? ジュニアにも仕掛けます。俺が仕掛ける以上、絶対につまらないものにはならない。

 新オーナーの鈴木氏とは、徹底的に会話を重ねた。将来的なフロント入りを打診された上で「プレーイングマネジャーとして、確固たる2位の座を目指してほしい」と要請を受けた。新日本プロレスが独走状態を続けているのは事実だが、なぜ2位なのか。

 丸藤 誰がどう見ても新日本が1位でしょ。3大メジャーと呼ばれても、今のノアがいきなり1位を…と言っても説得力はない。だったらまず全日本プロレスに勝って絶対的な2位になる。決して2番手に甘んじるためではなく、いずれ1位になるための手順です。ノアが1位だった時代もあるわけですから。

 鈴木氏は「例えば『心に残るプロレス』と言っても実際はあいまいだった。三沢(光晴)さんのように、リング上で選手の総意や明確な指針を出してくれる存在がいなかった。それを丸藤選手にお願いしたい。我々はビジネスとして観客数や売り上げなど明確な数字を残すことでサポートしたい」と期待をかける。さらに同氏は「あと3年で不動の2位にして、いずれは新日本さんを超えたい。目標を設定すれば(選手)みんなの意識も同じ方向に向かうと思う」と語った。

 丸藤 何年かかるか分からないけどノアをもう一度、業界トップの座に押し上げます。そこに到達するまでは辞められなくなったね(笑い)。応援してください。

 グローバルリーグ戦を進化させた「N―1 VICTORY」(8月18日、名古屋で開幕)の開催も決まった。くしくも新元号「令和」が発表された歴史的な日に、決意を固めた丸藤。時代は変わる。もう一度、ノアを頂点に導く覚悟だ。

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