【ノア】GHC王者・清宮 元タカラジェンヌと“バレリーナ特訓”

2019年03月27日 16時30分

清宮は神津氏(左)と華麗なポーズを取った

 ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(22)が26日、都内で元タカラジェンヌと“バレリーナ特訓”を敢行した。宝塚歌劇団出身で、現在は独自の矯正ストレッチ「mica(マイカ)メソッド」を指導する神津見佳氏(36)と肉体改造に取り組んだもの。その効果は絶大で、最高のコンディションで「グローバルタッグリーグ戦」(4月6日、大阪で開幕)に出陣する。

「えっ何だ、これ! すごい。体がこんなに柔らかく動くようになりましたよ!」。約2時間、休憩なしで特訓を終えた清宮は、少年のような笑みを浮かべた。指先が床に触れる程度だった前屈姿勢は、手のひらがペタリとついた上、首が両脚の間まで届く。何より古傷だった股関節は、ほぼ360度回転できるまで可動域が広がった。

 骨盤、股関節、肩鎖関節、体幹…各部のバランスとポジショニングを正確なものに戻す。一見、地味に見えるストレッチに、王者は体勢が変わるたび「痛い!」と悲鳴を上げた。体が大きいため、女性スタッフが補助に当たる場面もあった。

 それでも30分を経過した時点から、明らかに体の動きに変化が生じてきた。汗を流す清宮はやがて無口になり、表情には確信に満ちた力強さが宿る。重かったヒザは軽々と腰上まで上がり、開脚運動ではほぼ床に上体がつくまでになった。最後は3歳からクラシックバレエを学んだ神津氏とバレリーナのポーズまで決めて特訓は終了した。

 宝塚時代は「姿央(しおう)みやび」の名前で活躍。2006年の退団後から資格を取って指導者となった神津氏は「骨盤や股関節を本来あるべき位置に戻すことで、パフォーマンスは向上します。身体能力と、のみ込みの早さはさすがと思いました」と王者の身体能力に太鼓判を押した。さらに「筋肉は30分で元に戻るので、ストレッチは試合の30分前にやったほうがいい」との新鮮なアドバイスも送った。

 清宮は「全然動かなかった股関節がこんなに劇的に変化するとは…。ドロップキックだけでも、しなやかに美しく伸びのあるものに変わりそう。僕は美意識に満ちたプロレスを目指しているので。これからストレッチは試合30分前にします」と笑顔で応じた。

 10日に丸藤正道(39)を撃破してV3を達成。タッグリーグ戦は元王者の拳王(34)とのコンビで臨む。「バレリーナキックとか開発できるかも(笑い)。大きな収穫になりました」。若き王者の強靱な肉体は華やかに躍動する。