【ノア】丸藤“時代”奪回宣言

2019年02月02日 16時30分

丸藤は復帰早々、V2成功の清宮(左)に挑戦を表明した

 ノアの天才・丸藤正道(39)が1日、故障から復帰していきなり、大車輪の活躍を見せた。東京・後楽園ホール大会の6人タッグ戦で欠場前と変わらぬ強さを発揮すると、セミファイナルではピンチに陥った味方を救出。さらにはメインでもGHCヘビー級王者の清宮海斗(22)が2度目の防衛に成功するやリングに現れ、いきなり王座挑戦を表明だ。復活に自信を深めた天才は、タイトル戦での“教育的指導”を予告した。

 昨年11月のグローバルリーグ戦で優勝決定戦まで駒を進めながら、左大腿筋断裂と左肩挫傷で戦線を離脱。約2か月の欠場期間を経て、この日の6人タッグ戦が久々のリングとなった。

 しかし天才にはブランクなど関係ない。多彩な蹴り技を繰り出したかと思えば、潮﨑と激しいチョップ合戦を展開し、欠場前をしのぐとも思える動きで観客を沸かせた。チームは敗れたものの「大丈夫だ。チョップの音を聞けば分かるだろ。戻って来たぞ!」と完全復活を宣言だ。

 ここから止まっていた時計を一気に回転させるようにフル稼働する。続いて行われたセミファイナルのGHCタッグ戦では、王者のマイバッハ谷口、火野裕士組のセコンド陣が乱入するのを見かねて、杉浦貴とともにリングイン。極悪セコンド陣を蹴散らし、モハメドヨネ、クワイエット・ストーム組の王座返り咲きをアシストした。

 最後はメインで清宮がV2を達成すると、話す隙も与えずにリングに現れた。丸藤は「お前には強さも怖さも感じない。すべて、ファンの声援のおかげだろ。お前の後ろに何人のファンがいようと、たとえ3000対1でも勝つ自信がある。(タイトル戦を)やれ!」と要求し承諾させた。

 復帰当日にこれ以上ないほどの存在感を示した。「(GHC王座挑戦を表明したのは)手応えをつかんだからじゃない。自信、勝つ自信があるからだ。復帰戦で脚も肩も調子が良かったし。チョップも問題なかった」とニヤリ。清宮については「俺はあいつに何一つ劣ってない。劣ってるのは年齢だけだ。俺もいろいろ経験してきたから、今のあいつにないものを教えつつ、俺がベルトを取る」と言い放ち、若き王者をリングで“教育”するつもりだ。

 注目の王座戦は3月10日の横浜文化体育館大会が濃厚。王者を凌駕する勢いを手にした丸藤がこのまま一気にベルトと「時代」を奪回するのか。