杉浦貴(48)を破りGHCヘビー級王座を史上最年少の22歳で戴冠したノアの次世代エース・清宮海斗が17日、都内で一夜明け会見を行った。

 新王者は「このベルトを取るための一年でした。本当に浮き沈みがありましたが、最後につかみ取ることができた。来年に向けて勢いのつく一年になったと思います」と感慨深げにベルトを見つめた。

 最初の試練も決まった。前日(16日)の横浜大会で杉浦を撃破した後、挑戦表明した拳王(33)を相手に、来年1月6日の東京・後楽園ホール大会でV1戦を行うことが正式決定。昨年、清宮は杉浦、拳王と行動を共にしていた時期もあっただけに、因縁ある相手だ。

 今年の1・6後楽園大会では当時、拳王が保持していたGHC王座に挑戦しハイキックでKO負けを喫した。それだけに「拳王さんに今年の最初で負けて1年間、リベンジしたくてやってきたので、このベルトを取ることができたのも拳王さんがいたからと言っても過言ではない。だから拳王さんにはしっかりリベンジしたいです」とキッパリ。年明け早々に前年の借りを返し、さらなる成長を誓った。