ノア7日の東京・後楽園ホール大会で行われた4チーム参加の「GHCタッグ王者決定トーナメント」は中嶋勝彦(30)、潮崎豪(36)組が制し、第46代王者に輝いた。

 拳王(33)、マサ北宮(30)組との決勝戦で、同世代コンビが躍動した。抜群のコンビネーションで相手を圧倒。中嶋がバーティカルスパイクで拳王を戦闘不能にし、最後は潮崎が豪腕ラリアートで北宮を沈めた。

 試合後は極悪ユニット「フーリガンズ」に加入した火野裕士(33)とマイバッハ谷口(42)からの挑戦表明を受諾。16日の神奈川・横浜文化体育館大会での初防衛戦が決定した。

 ベルトを手にした中嶋が目指すのは、世代闘争のさらなる激化だ。今年は若手とベテランによる抗争が続いたが「俺と潮崎選手は(プロレスデビューが)同じ2004年。よく考えたら、ベテランと若手の真ん中の世代なんですよ」と話す。

 GHCヘビー級王者の杉浦貴(48)が衰えを知らない強さを発揮し、清宮海斗(22)が勢いを増す中で「若手にもベテランにも負けられない。そういう意味で潮﨑選手とは思いが通じる部分がある」と強調した。

 中堅世代の逆襲を目指し「来年は3世代で闘争…いや、戦争だ!」と宣戦布告するや、潮崎も「俺たちが盛り上げる!」と呼応。方舟マットは新たな局面を迎えた。