ノア「グローバルリーグ戦」優勝決定戦(25日、後楽園ホール)で殊勲の初優勝を決めた次世代のエース・清宮海斗(22)が26日、東京・千代田区のノア事務所で一夜明け会見を行った。

 会見では、12・16横浜文化体育館大会でGHCヘビー級王者・杉浦貴(48)に挑戦することが正式に発表された。前夜の興奮が収まらない様子の清宮は「まだ戦闘モードが切れていない。何ならこのまま挑戦してもいいくらいです」と笑顔で語った。さらに「ノアの顔は丸藤さん、杉浦さんというのが現状。時代を変えたい」と改めて世代交代を誓った。

 杉浦は現在V6中で、難攻不落の王者となりつつある。公式戦(8日、後楽園)では丸め込みで殊勲の3カウントを奪ったが「一番気持ちが強い選手。誰がどこから見てもすごいチャンピオン。今度はしっかり肩をつけて3カウントを奪いたい」と意欲をのぞかせた。 
 GHCヘビー級王座史上、最年少戴冠記録は丸藤正道(39)の26歳11か月。大幅更新の期待がかかる清宮は「まずは目の前のベルトに集中したい。記録はその結果としてついてくるものだと思う」と浮かれた様子は最後までなかった。新たなスターが一気に時代を変えてしまう予感も漂ってきた。

 また、横浜決戦ではGHCジュニア戦(王者・鈴木鼓太郎対原田大輔)、GHCジュニアタッグ戦(王者組・田中稔、Hi69組対大原はじめ、熊野準組)が行われることも併せて発表された。