新日本プロレス5月3日福岡国際センター大会でCody(32)とのシングル戦に臨む飯伏幸太(35)が25日、バレットクラブ(BC)の内紛問題の早期解決を訴えた。

 BCは今年に入りケニー・オメガ(34)とCodyの対立から内紛が勃発。飯伏が孤立したケニーを救出して「ゴールデン☆ラヴァーズ(GL)」が再結成されると、他のメンバーを巻き込んで長期化の一途をたどっている。

 自らの行動が原因の一つとなった飯伏ではあるが、ここまでのゴタゴタは正直言って想定外だった…。「何で(メンバー同士で)戦わないといけないのかよく分からないというか、早く終わってほしい。興味がないんですよね。あまり関わりたくないです」と目を伏せた。ケニーとヤングバックス(マット&ニック・ジャクソン)の複雑な関係がリング上にまで影響している現状も、目前の試合にだけ集中したい飯伏にとっては望ましくない。

「(リングの)外のものを中に持ち込むのは要らないというか。ストーリーは(自然と)できていくもので、自分はリングの中だけ、試合だけで魅せたい」と困惑を隠し切れない。せっかくGLを復活させたならば、内部抗争よりもタッグ王座戦線など高いステージでの戦いを望むのが、レスラーとしての本能。飯伏の悩みはごくまっとうなものだ。

 シングル戦線でもベルトを強く意識する飯伏は「タッグを組みながらも、まずはシングルで結果を残さないといけないという気持ちがありますし。Codyは1・4(東京ドーム)でやったとき楽しかったし、好きな選手だからただ試合を純粋に楽しみたい。勝っても負けても最後にしたいし、次に進みたい」と、福岡決戦からの再出発を誓った。