【新日本】飯伏大誤算 NJC2回戦敗退

2018年03月16日 16時30分

ザック(奥)にまさかの敗戦を喫して頭を抱える飯伏

 新日本プロレス15日後楽園大会「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、飯伏幸太(35)がザック・セイバーJr.(30)に敗れトーナメントから姿を消した。優勝候補の一角と目されていた飯伏だったが、まさかの“誤算”が結果的に命取りとなった。その一方で内藤哲也(35)、飯伏と優勝候補を立て続けに撃破したザックは、一気に台風の目となってきた。

 変幻自在な関節技を駆使するザックのグラウンドテクニックに大苦戦を強いられた飯伏は、得意の打撃とパワーファイトで反撃を狙う。だがクロスアーム式ジャーマンから狙ったカミゴェ(変型ニーアタック)をかわされると、変型卍固めに捕らえられた。

 さらに目まぐるしいポジションチェンジから、変型ダブルアームバーで両腕を決められて身動きの取れない状態に。飯伏も意地でギブアップだけは拒否し続けたが、レフェリーが危険と見て試合をストップさせた。

 昨夏のG1で古巣に復帰。頂点に立った2015年大会以来3年ぶりにエントリーしたNJCでは、優勝候補の一角と目されていた。だが伏兵・ザックに屈してまさかの敗退となり「負けは負け。(優勝の期待に)応えられなかったのは本当に残念で申し訳ないですね」と肩を落とした。

 今トーナメントでは昨年のG1公式戦で敗れた内藤への雪辱をテーマに掲げていた。だがその内藤がザックに敗れ、青写真は崩壊。戦前には「それが最高のモチベーションだったので。内藤さんが負けて、焦ってますよ。“内藤対策”しかしてないですから」と焦燥感を告白していた。

 結果的に内藤と全くタイプの違うザックに対応し切れなかったことが敗退の一因となったが、たった一つの誤算で全てが台無しとなるのもトーナメントの怖さだ。飯伏は「まだまだたくさん野望があるんで。今年は新日本プロレスをいいほうにぶっ壊します」と気持ちを切り替えて、前を向いた。

 一方で内藤、飯伏と実力者を連破したザックは一気に優勝候補に浮上してきた。準決勝(18日、浜松)ではSANADAとの対戦が決定。サブミッションマスターが初出場優勝の快挙へ一気に突き進む。