<静岡・富士大会(14日)>棚橋はバッドラック・ファレ(36)を下して10年ぶりのNJC制覇に大きく前進した。

 首折り弾でファレの巨体を場外へ吹き飛ばした棚橋は、リング外では一転してバッドラック・フォールの体勢に捕らえられる。だが相手の頭上で体を入れ替えて脱出。バランスを崩して前のめりに倒れたファレを置いて20カウント寸前でリングに戻り、リングアウト勝ちを収めた。

 昨夏のG1公式戦と同様の決着で難敵を退けた棚橋は「(ファレを)すっごく研究したから! 自分の試合にしか興味のない俺が」とニヤリ。「どんな形であれ、このトーナメントは勝ち上がらないと意味がない。あと2つ!」と豪語し、右ヒザ負傷からの欠場明けとなるNJCでの復活Vへ誓いを新たにしていた。