新日本プロレス3月6日の大田区総合体育館大会で内藤哲也(35)と激突するタイチ(37)が27日、大番狂わせを予告した。

 ヘビー級転向を機に「NEW JAPAN CUP」(3月9日、後楽園で開幕)初参戦も決定したタイチはこの日、内藤の十八番であるファミレス招集をおきて破りで敢行。事務所からくすねてきたと見られるLIJグッズを身にまとっていた。一体何のために――。

 タイチは10日大阪大会で内藤を襲撃。1月23日後楽園のタカタイチ興行での敗戦が引き金だった。「ホームリングで恥をかかされたし、アイツのブザマな姿を世界中にさらしてやろうかなと。ヘビー級転向も前から頭にあった。(それを勧めた)内藤の発言を利用して、踏み台になって沈んでもらおうかなって」と胸中を明かしながら、ハンバーグとパスタを平らげた。

 東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞2年連続MVP男から大金星を挙げれば、勢力図は大きく塗り替わる。これ以上ないオイシイ相手だ。「実力も人気もあるのは事実。でもあんまり調子に乗ってるとコロッといかれるよ。鈴木軍の2番手(注・あくまで本人談)のヤツに総大将がやられたら、ハポン軍団の存続も危ぶまれることになるんじゃない?」と不敵な笑みを浮かべた。

 メキシコ遠征時代に内藤に毎日食事をたかられたタイチは「あんなケチなヤツとは一緒にしないでくれ。会計は俺が払う」と太っ腹に言い放つと本紙記者を先に店外へ。レジの方向からは「俺は新日本プロレスの内藤哲也という者だけど、後日この名刺宛てに請求書送ってもらえる?」と内藤になりすまし、無理難題を押し付ける声が聞こえてきたが、本当に大丈夫だったのだろうか…。