【新日本】負傷中の棚橋がNJCで復帰 「早すぎる」の声に…

2018年02月27日 16時30分

NJCでの復帰を決めた棚橋

 新日本プロレスの前IWGPインターコンチネンタル王者・棚橋弘至(41)が次期シリーズ「NEW JAPAN CUP(NJC)」(3月9日、後楽園で開幕)で復帰することが26日、決定した。「右膝変形性関節症」により約1か月半欠場していたエースは、近年は満身創痍の戦いが続いており、慎重な復帰を求める声も多かった。棚橋の判断は吉と出るか、凶と出るか――。

 1月27日の札幌大会で鈴木みのる(49)に敗れてIC王座を失った棚橋は、この一戦から右ヒザ負傷により欠場期間に入った。だが必死のリハビリが実を結び、主要王座挑戦選択権がかかるトーナメント・NJCでの復帰にこぎ着けた。1回戦(10日、名古屋)ではタイチ(37)と激突する。IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が棚橋の保持する連続防衛記録「V11」に王手をかけていることもあって「優勝してから、鈴木みのるへのリベンジか、オカダのV11を阻むか、決めます!」と豪語した。

 では体調はどこまで戻っているのか。「攻めのリハビリをしてきた」という棚橋は、体重を約3キロ落として下半身のトレーニングを重点的に行ってきた。とはいえ今年の1・4東京ドーム前にもヒザの負傷で、昨年6月大阪城ホール大会前には右腕負傷で欠場しており、近年は戦線に復帰しては離脱を繰り返す満身創痍の戦いが続いていた。その経緯から今回の復帰も「早すぎるのでは?」という声も多く届いているという。

 だが棚橋は「コンディションのいい棚橋が見たい、万全で戻ってきてほしい…という声は受け取ってますけど、これは休んで完治するものではない。よかったころの棚橋に戻るのではなく、新しい棚橋をつくる。こうして1か月以上プロレス以外の仕事もセーブして休むことは近年なかったですし、今は痛みもないですし。あとは試合で覆すしかないですね。そうして初めて次に進める」とキッパリ。休養期間としては十分な時間があったと自信をのぞかせ、目指すべきは復活よりも進化と主張した。

 くしくも師匠・武藤敬司(55)は古傷の両ヒザに人工関節を入れる手術を受けることを発表したばかり。「『棚橋もどうだ?』と言われてましたけど、ボクはまだ武藤さんほど悪くないし、まだまだいけるところを見せます」と豪語した棚橋。「バカボンのパパ」と同じ「41歳の春」を「奇跡の春」に変えてみせる。