新日本プロレスの真壁刀義(45)が5日、IWGPインターコンチネンタル王者・鈴木みのる(49)からのベルト強奪を予告した。

 前王者・棚橋弘至(41)が、1月の札幌大会でみのるに右ヒザを破壊されて欠場中。鈴木軍に奪われたIC王座奪還に名乗り出たのが真壁だ。この日の後楽園大会の6人タッグ戦で鈴木軍相手に勝利を決めると「鈴木みのる…いや鈴木“みのらず”さんよ。IC、挑戦させろや」とアピールした。

 現在本隊では棚橋以外にも柴田勝頼、本間朋晃、小島聡ら主力の負傷欠場者が続出。新日プロが管理するベルトは実に8つもあるが、一つも保持できていないユニットは本隊だけという体たらくだ。真壁は「敵討ちとは思わねえ。棚橋があれで終わりというなら、それで終わりだとも思うしね。ただよ、新日本の本隊、情けなくねえ? ってのは拭い去れねえ事実。それを拭い去るのは本隊の人間じゃなきゃいけねえってことだよ」と汚名返上への思いを明かした。

 真壁は2015年10月のNEVER王座戦を最後にシングル王座戦線から遠ざかっている。本隊が危機に面したため、ついに重い腰を上げた格好だが「自信がなかったら出てきてねえ。実力でひっくり返してやるよ。今までだってそうやってきたし、これからも変わらねえ」と自信は揺るぎない。

 みのるは真壁の挑戦表明に対し「自ら首を差し出しにやってくるのは嫌いじゃない」としながらも返答を保留。「逃げるのは勝手。だが俺が望んでることは分かってるだろ? それだけだ」と豪語した暴走キングコングが、性悪王退治に打って出る。