【新日本】無口なSANADAがオカダ糾弾「しゃべれないとIWGP挑戦できないのか?」

2018年01月30日 16時30分

寡黙な男・SANADAが燃えている

 新日本プロレス2月10日大阪大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)に挑戦するSANADA(30)が29日、寡黙すぎる男の心中を明かした。SANADAはIWGP初挑戦への経緯と真意を説明する一方で、絶対王者・オカダの横暴ぶりを指摘。「無口レスラー不遇の時代」に異論を唱えた。

 SANADAは5日の後楽園大会でオカダに挑戦を表明。EVILと保持するIWGPタッグ王座を懸けてオカダ、後藤洋央紀組と防衛戦(2月6日、後楽園)を行う交換条件で大阪での挑戦権を得た。

「もともと1月4日(東京ドーム)で内藤(哲也)がベルトを取ったら俺が挑戦に名乗りを上げようと思ってたんです。相手はオカダになったけど、1・4終わりの一発目でIWGPに行こうと決めていた」と明かすSANADAは、一昨年4月の新日プロ登場からほとんど主義主張を表に出さなかった。挑戦表明時にはしゃべったことの珍しさが話題になり、ツイッターのトレンド入りを果たしたほどだ。自ら「不器用ですから…」と言う故高倉健さんばりに口下手な男が、ついに新たな一歩を踏み出したのだ。

 しかしオカダは新日公式サイト内のSANADAのインタビューが不満だったようで、一時は挑戦者変更も示唆。よく考えれば団体社員の質問に律儀に答えただけで、難クセをつけられた側はたまったものではない。

「こっちはタッグの条件ものんだ。なのに後になってからしゃべりが足りないから挑戦者を変えろとか、9度防衛したチャンピオンはそんなに偉いのか、と。今のIWGPってしゃべれないと挑戦できないんですか? だとしたら自分の思ってるIWGPとは、ちょっと変わりましたよね」と糾弾。

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)のリーダー・内藤の「思ってることは口に出さないと伝わらない」発言がファンの支持を集めるように、昨今のプロレス界は言葉による発信力を過度に重んじる傾向がある。SANADAのような寡黙な男には不遇の時代になったが、IWGP挑戦資格の最優先事項はリング上の実力のはずということを、大阪決戦で証明するつもりだ。

 ファミレス取材を約束しておきながら「ミスタードーナツを食べていた」という理由で平然と遅刻するなど、その言動は制御どころか理解不能。LIJの異端児は、自身初のIWGPヘビー級王座奪取へ静かに燃えている。