新日本プロレス1月4日東京ドーム大会の前日ファンイベント「大プロレス祭り」が3日にディファ有明で行われ、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(30)と挑戦者の内藤哲也(35)が決戦前最後の火花を散らした。

 大一番を明日に控えた両雄はこの日、ファン公開の調印式に登場。昨年のG1クライマックスを制し、2年連続で東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞MVPを獲得した内藤は、初のドームメーンの舞台を控えても威風堂々たる態度を貫いた。

「(IWGP・USヘビー級王座戦との)ダブルメーンイベントは残念だなあという気持ちもありますが…いよいよ内藤哲也、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが東京ドームのメーンにたどり着いたな、とうれしく思います。東京ドーム大会以降、ベルトの持たないレインメーカーは輝けるのか…皆様の目と皆様の耳で確認してあげてください。東京ドームの(LIJの)大合唱まで…トランキーロ! あっせんなよ」とファンを扇動した。

 一方、目下V8中の絶対王者オカダも自信は揺るぎない。「僕は東京ドームのメーンに立つことが目標ではないですし、しっかり皆さんに素晴らしい試合を見せて。IWGPを持ったまま、しっかり輝かせてもらいます。内藤さんは2017年、IWGPヘビー級よりも価値があることをやってきたみたいなので、その内藤さんを倒して、2018年をしっかり盛り上げていきます」と高らかに宣言。プロレス界の年間最大興行・レッスルキングダムの決戦まで、いよいよ待ったなしだ。