新日本プロレス29日の後楽園ホール大会で「スーパージュニアタッグトーナメント2017」1回戦が行われ「田口ジャパン」の田口隆祐(38)、ACH(29)組が「鈴木軍」のタイチ(37)、TAKAみちのく(44)組を下し、30日後楽園大会で行われる準決勝に駒を進めた。

 見事な逆転勝利だ。田口は試合開始早々、タイチにタイツを股間部分から尻部分までを破られ、真っ赤なアンダータイツを露出。その後も尻部分に攻撃を集中されて戦闘不能に陥ってしまった。

 しかしその間、ACHが孤軍奮闘。ジュニア離れのパワーで数的不利の状況を何とか乗り切った。その間に田口も息を吹き返し、2人でヒップアタックを乱打して流れを引き寄せると、最後は田口のどどんをACHがアシストする合体技「スーパー69」でタイチを沈めた。

 試合後、田口ジャパンの2人はもちろんハイテンションだ。30日の準決勝では、この日獣神サンダー・ライガー、タイガーマスク組を下した金丸義信、エル・デスペラード組と対戦。「とりあえず、今日鈴木軍に勝って明日も鈴木軍!」(田口)とやる気満々。ACHが「俺たちがスーパー69だ。優勝するぜ!」と高らかに宣言すれば田口も「明日も頑張ろう!」と笑顔でグータッチをかわし、優勝を誓っていた。