【新日本】棚橋がIC挑戦者の飯伏“再洗脳”予告

2017年09月27日 16時30分

棚橋は飯伏とのIC戦に改めて意欲を見せた

 新日本プロレスのIWGPインターコンチネンタル王者・棚橋弘至(40)が26日、次期挑戦者に指名している飯伏幸太(35)の“再洗脳”を予告した。かつては飯伏から「神」とあがめられていたが、そこから転じて自身が初黒星を喫した新技を「カミゴェ」と命名される始末…。屈辱的な“踏み台感”を味わった棚橋は、V3戦での立場再逆転を誓った。

 次期挑戦者に指名した飯伏とは、10月9日両国大会でタッグ戦での激突が決定。それでも棚橋は「今年の汚れ、今年のうちにですよ」と腕をぶし、年内のV3戦実現に意欲を見せた。

 飯伏を指名した理由はG1公式戦の雪辱だけではない。3カウントを奪われた「カミゴェ」の由来は、2011年6月の札幌大会までさかのぼる。同大会に参戦していた飯伏は、棚橋がジャイアント・バーナードを撃破したIWGP防衛戦を見て感動。これを機に棚橋を「神」とあがめることになり、6年の月日を経て「神を超えた」技として「カミゴェ」が誕生した。

 だが一見美しいこの物語を完結させたままにしておくほど、棚橋はつつましい男ではない。「尊敬されてるのは伝わるけど、何ですかこのかっこいいストーリーは。僕は自分が主演じゃないと気がすまないんです。(狙うのは)『カミゴェ超え』ですよ。…浅越ゴエみたいになってますけど」と独特の表現で再逆転を誓った。

 その裏には新日本マットの覇権争いをめぐる思惑も見え隠れする。IWGP王者オカダ・カズチカ(29)、US王者ケニー・オメガ(33)、G1覇者・内藤哲也(35)が中心となりつつある状況下で、棚橋はIC王者として「一線を画した戦いをする」と宣言している。とりわけ高い運動能力を最大限に生かすケニーのファイトスタイルとは真逆のスタンスだ。「飯伏という選手はどっちもできるじゃないですか。早いうちに軍門に下らせておきたいっていうのはありますね。洗脳しておきたい。地に落ちた神が」とも明かした。

 棚橋は「中心はIWGPでいい。でも僕は常に中心にいないと気がすまない。ならば新しい中心をもう1個つくればいいのかな、と。棚橋対飯伏がスパークすれば新しい中心が生まれてくる」とキッパリ。逸材とゴールデンスターによるIC戦実現の機運はすでに高まっている。