10月9日両国国技館大会でV8戦を控えるIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(29)が、新日本プロレス24日の神戸ワールド記念ホール大会で、挑戦者のEVIL(30)をレインメーカーでKOして大一番に弾みをつけた。

 タッグ前哨対決に臨んだオカダは、打点の高いドロップキックなどでEVILを攻め立てる。終盤はお互いに試合権がない状態ながらも、ウィル・オスプレイにEVIL(変型大外刈り)を狙った挑戦者の背後に回るやレインメーカー一閃。この一撃で完全に敵軍の動きを止め、チームの勝利をアシストした。

 試合後はリング上で「おいEVIL、超人の倒し方知ってるらしいな。寝言は寝て言え、このヤロー。IWGPの勝ち方、しっかり教えてやるから覚悟しておけ!」と断言。16日の広島大会でダメージを負った首にはテーピングを巻いていたが「万全だとしっかり書いておいてください」と気丈にアピールした。