新日本プロレスの大型新人・岡倫之(26)が23日、埼玉県勢としては初めて夏の甲子園優勝を決めた母校の花咲徳栄高校に刺激を受け、さらなる飛躍を誓った。

 後輩たちの快挙達成に「歴史的瞬間でしたね。同じスポーツ科で切磋琢磨してきた野球部の後輩が優勝して刺激になりました」と喜びを爆発させた。自身も高校時代は国体でレスリング個人優勝を果たすなど、同校は格闘技の強豪としても知られ、ボクシングの前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(37)も出している。

 岡は「式典の時に有名OBが呼ばれるので、僕の時も内山さんがいらっしゃっていた。僕はまだ呼ばれたことがないので『新日本の岡』の名前をもっと高めたい」と、闘志を燃やした。

 その第一歩として狙うのがデビュー1年目での東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞新人賞獲得だ。新日プロ勢は2003年に受賞した現WWEの中邑真輔を最後に同賞から遠ざかっている。

「まだ成績がともなっていないですから。そのためにもライオンズゲートのメーンで自力で勝ちたいですし(年末の)ワールドタッグリーグには北村(克哉=31)との『モンスターレイジ』で出たい。ヤングライオン杯(注・永田裕志が復活を提言中)があれば最高の舞台だと思いますし」と目を輝かせた岡。期待の若獅子の本領発揮はこれからだ。