22日の新日本プロレス後楽園大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦で、前IWGPジュニアヘビー級王者のKUSHIDA(34)がBUSHI(34)を破り、3戦目にして待望の“初日”を出した。

 連敗スタート同士のサバイバルマッチ。KUSHIDAはMXを浴び窮地に陥ったが、ホバーボードロックで反撃だ。これを逃れようとしたBUSHIを捕獲すると、7月の米国遠征で完成させたスモールパッケージドライバーを日本初公開。新技解禁で完璧な3カウントを奪ってみせた。

 この技を「バックトゥザフューチャー」と命名。今年の1・4東京ドームで高橋ヒロム(27)にベルトを奪われ、4月の両国大会の雪辱戦ではまさかの秒殺負けを喫した。「(ハッスルで)大原はじめに丸坊主にされたときに並ぶプロレス人生の汚点だった…」と話し、BOSJ制覇から再々挑戦への誓いを新たにしている。「タイムボム」を名乗るヒロムによって破壊された未来に戻ってみせる…という決意が技の名に込められているのだ。

 昨年までのジュニア絶対王者が、ようやく逆襲ののろしを上げて巻き返しを狙う。

 またエル・デスペラードが田口隆祐(38)との連勝対決を制し、両ブロックを通じ唯一の3連勝。Bブロックで単独首位に立った。