新日本プロレスは18日、棚橋弘至(40)が右上腕二頭筋腱遠位断裂により同日の後楽園大会から28日の群馬・ニューサンピア大会までの「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」全シリーズを欠場することを発表した。

 棚橋は米ROHとの合同北米遠征最終日の14日(日本時間15日)フィラデルフィア大会で負傷。帰国後、都内の病院で検査を行い、ドクターストップがかかった。

 全治までの期間は不明だが、6月9日後楽園大会での復帰を予定。IWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(34)に挑戦する同11日大阪城ホール大会でのタイトルマッチにも出場する予定だ。

 棚橋は昨年の大阪城決戦前にも左腕二頭筋断裂などの負傷で欠場し、当時のIC王者ケニー・オメガ(33)への挑戦がかなわなかった経緯がある。今年は現王者・内藤に挑戦資格を疑問視され、挑発を続けられていた矢先の離脱だけに、窮地に追い込まれたことは間違いない。上半期最大の大一番を前にしてまたしても大ピンチに陥ったエースは、復活を果たすことができるのか――。