4日の新日本プロレス後楽園大会で行われたNEVER無差別級6人タッグ選手権は、挑戦者の棚橋弘至(40)、田口隆祐(37)、リコシェ(28)組がSANADA(29)、EVIL(30)、BUSHI(34)組を撃破して第12代王者に輝いた。

 リコシェを新戦力に加えた「田口ジャパン」は、棚橋がEVILにハイフライフローを発射するなど試合を優位に展開。BUSHIの毒霧をSANADAに誤爆させ数的優位に立つと、リコシェが一気に勝負に出る。孤立したBUSHIにベナドリラー2point(変型オーバーヘッドキック)を決め、最後はリバース式ロックボトムで3カウントを奪った。

 オーダー変更の采配がズバリ決まった田口監督は「3回防衛したら新記録らしいので、3回目指して頑張ります」と今度こそ長期政権樹立を予告。さらにNJC1回戦でEVILに敗れるなどLIJに辛酸をなめさせられ続けたエース・棚橋も「第一歩だから。ロスインゴ、全員狩ってやる。狩猟解禁!」と再浮上の手応えをつかみ、堂々たる逆襲宣言を繰り出していた。