新日本プロレスのIWGPタッグ王者・小島聡(46)が18日、超長期政権樹立を予告した。

 天山広吉(45)との名コンビ「テンコジ」は6日の大田区大会で約3年4か月ぶりの同ベルト奪取に成功。当初、真壁刀義(44)と組み挑戦が予定された本間朋晃(40)が中心性頸髄損傷を負い長期欠場となったため、スクランブル挑戦だった。

 本間とは小島が全日本プロレスに移籍した2002年から親交が深い。「付け人っぽいこともしてもらったし、4冠(05年2月、天山とのIWGP・3冠ダブル王座戦)のときもセコンドに就いてくれた。アイツには恩しかないから。こういう経緯でベルトを巻いたからには、真壁、本間は避けては通れないと思っているし、それが使命だと思ってる」。本間が復帰する日まで防衛を続け、タイトルマッチでの対戦を見据えている。

 さらには今年デビューしたスーパールーキー2人にも注目。「岡(倫之)と北村(克哉)なんて、絶対にアイツら新日本の未来背負ってるからね」。引退試合でオカダ・カズチカ(29)と戦った天龍源一郎(67)の姿に感銘を受けており、タッグ王者として君臨し“高い壁”として若い力の台頭も待つつもりだ。

 現在IWGPタッグ王座には米ROHのウォーマシン(レイモンド・ロウ、ハンソン組)が挑戦を表明。V1戦の有力候補だが「“風の噂”でしか聞いてないけどね。オールドファンにも『まだテンコジがベルト持ってるのかよ』というサプライズを与えられるくらいやっていきたい」と豪語。2つの使命を果たすために、名コンビがベルトを死守していく。