【新日】オカダ・カズチカ&ミラ・ジョボビッチCM共演 2億円プロジェクト始動

2016年12月01日 16時30分

ロサンゼルスで実現したミラ・ジョボビッチ(左)とオカダ・カズチカのツーショット

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)をめぐる「2億円プロジェクト」の全貌が30日、明らかになった。親会社「ブシロード」の木谷高明社長(56)が新日プロから世界のスターを目指せる環境整備のため進められた同プロジェクトにより、なんと超大物ハリウッド女優、ミラ・ジョボビッチ(40)との共演が実現。オカダと新日プロの地位向上をかけた破格のスケールのテレビCMが制作されており、話題を呼びそうだ。

 

 今年の新日プロは1月に中邑真輔(36)、AJスタイルズ(39)ら主力選手が米国・WWEへと大量移籍する波乱の幕開け。これに対抗心を燃やした国内盟主の新日プロ・木谷オーナーは、2月に本紙の取材に対し「オカダ選手を徹底的にスターにする」と、若き団体の至宝を「2億円プロジェクト」で世界に売り出す計画を明かしていた。

 

 団体内でも波紋を呼んだプロジェクトの中身は、巨額の制作費を投じた同社カードゲームのテレビCMのことだった。これまでオカダは「バディファイト」のCMキャラクターを務めてきたが、12月からは同じく同社カードゲームの「ヴァンガード」を担当する。その第1弾として放送されるCMで、なんと超大物ハリウッド女優のミラとの共演が実現したのだ。

 

 撮影はG1クライマックス後の8月に米ロサンゼルスで行われた。オカダは「ヘリコプター、バンバン飛ばして、そこにミラ・ジョボビッチがいて…。すごいところに来てしまったな、と思いましたよ」と振り返る。当然ミラとは初対面だったが、ジャンルは違えど世界トップ中のトップの姿から学ぶことは多かった。「カッコ良かったっすね。自分の見せ方が完璧に分かっているというか。いい刺激になりました」と充実の表情だ。

 

 人気ゲームを実写化した「バイオハザード:ザ・ファイナル」(23日から日本先行公開)に主演するミラは、大の親日家として知られている。「日本のすべてが大好きなので、このCMの依頼が来たときはとてもうれしかったです。カードゲームやアニメが本当に大好きでしたから」と出演オファーを快諾。さらには「オカダ選手とは一緒に楽しく過ごせました。彼は愛嬌もあって素晴らしいです。素晴らしいTシャツもいただきました。彼はすごいナイスガイで、プロ意識も高かった。彼の決めポーズ(レインメーカーポーズ)も最高でした」とコメントした。すこぶる上機嫌の様子で、オカダの魅力は海を越え伝わったようだ。

 

“WWEショック”は、野球やサッカーのようにプロレス界でも「世界」を目指す選手は海外に移籍する流れが加速する危険性を示していた。そこで木谷オーナーは「日本にいながらにして世界のスーパースターを目指せる環境整備」が急務と痛感。国際的な注目を集めるミラとオカダの共演は、一つの方法論として日本プロレス界のスケールやステータスを向上させる狙いがあった。

 

「外国人選手とかに聞かれましたし、内藤(哲也)さんもそこにかみついてボーンと(上がって)きたりしましたし。2億円って言ったことで、世界的に響いたと思います」(オカダ)。フロム・ジャパンではなく日本が誇る世界一のレスラーになるために、レインメーカーはこれからもカネの雨を降らせ続ける。

 

 ☆ミラ・ジョボビッチ 1975年12月17日生まれ。ウクライナ・キエフ出身。5歳の時に米ロサンゼルスに移住。11歳の時からモデルとして活躍し、映画にも出演。ヒロイン役を務めた「フィフス・エレメント」(97年)で大ブレークし、「ジャンヌ・ダルク」(99年)や「バイオハザード」シリーズ(2002年~)のアリス役で知られる。174センチ。