【新日本】内藤の正論攻勢に棚橋“惨敗”

2016年11月08日 16時30分

舌戦では内藤(左)に完敗を喫した棚橋

 新日本プロレス1月4日の東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(34)に挑戦する棚橋弘至(39)が7日、早々と土俵際に追い込まれた。この日の会見では、過去のファン投票問題をはじめ、正論尽くしの内藤発言にぐうの音も出ずに惨敗…。加えて棚橋にとって大きなリスクとなるのは、決戦の舞台が東京ドームという点だ。もしここで敗戦となれば、全てを失いかねない理由とは――。

 

 この日、対戦が正式決定した両雄は会見で同席した。発表済みのIWGPヘビー級王座戦(王者オカダ・カズチカVS挑戦者ケニー・オメガ)に匹敵する大一番だけに、2014年大会前以来のファン投票復活もささやかれていた。

 

 しかし内藤は「棚橋は7年連続メーンイベントとかいうくだらない記録のために俺の前に出てきた。ファン投票は、僕は望みませんよ。メーンに出たいんだろ? じゃあお前の口で『やろう』って言ってみろ。棚橋が言えば会社は動く」と真っ向から否定。「あくまでメーンはIWGP戦であるべき」という3年前からのブレない主張を繰り出した。

 

 こう言われてしまっては、さすがの棚橋もエゴイストに徹しにくい。回答を“保留”としながらも「棚橋1人が騒いでどうなる問題でもないのかな。それ(記録)以上に大事なものがあるんじゃないかって気づきかけてます」と事実上の白旗宣言だ。「セミはセミ。ダブルメーンなんて理解に苦しむ表現方法は撤廃すべき」などと、その後も続く内藤の正論攻勢に、ついには「いいこと言うよね…」と同調する始末だった。

 

 米大統領選挙公開討論会におけるドナルド・トランプ候補(70)ばりの“惨敗”を喫し、早々と形勢不利に追い込まれた棚橋は「(オカダとIWGP戦を行った)今年よりもリスキーな戦いになったな。100かゼロか。(負けたら)内藤、オカダ時代じゃないですか?」と悲壮な表情を見せた。実はこれだけ大口を叩く内藤も、過去のドーム大会においてはシングル5戦全敗。メーン5連勝の記録を保持しドームを“ホーム”としてきた棚橋が初白星を奪われてしまえば、もはや世代交代は避けられないというわけだ。

 

 今年1月にはオカダに敗れてついに主役を譲った棚橋は、制御不能男によって引導を渡されてしまうのか。「内藤はレスラー像を極めつつある。裏を返せば、ドームで勝てば来年は俺の年になる」。1・4決戦は、棚橋のレスラー人生を左右する大一番となりそうだ。